シンフォギア 2 プレミアk8 カジノ第12回 更新プログラム配布プラットフォームWSUS 4.0仮想通貨カジノパチンコj sports 3
スマホゲーム アクション rpgk8 カジノ
パチスロ 絆 撤去 日
連載目次
WSUS 4.0
Windows OSに対する更新プログラムやセキュリティ・パッチなどを適用する場合、マイクロソフトが運営している「Windows Update」というサービスを利用して、自動的に適用するのが一般的である。だが会社など、多数のPCがある環境では、すべてのPCがある特定の時期にいっせいにWindows Updateサイトにアクセスすると、ネットワークの帯域を大幅に消費し、通常の業務が滞る可能性がある。このような場合は、組織内に「Windows Server Update Services(以下WSUS)」サービスを実行するサーバを用意し、このサーバ経由で更新プログラムなどを配布するとよい。WSUSではWindows Updateサイトから更新プログラムなどを取得してWSUSサーバ内に保存し、そこから組織内のクライアントへ配布する。これにより、インターネットへアクセスするためのネットワーク帯域を大幅に抑制できるほか、どの更新プログラムを配布するかを選択/スケジューリングしたり、更新プログラムの適用状況をレポートしたりできる。WSUSの詳しい使い方やQ&Aなどについては、以下の連載も参照していただきたい。
連載「これから始めるWSUS 3.0入門」連載「[Q&A]そこが知りたいWindows Server Update Services」
WSUSには現在2つのバージョンがある。「WSUS 3.0 SP2」は、Windows Server 2008 R2より前のサーバOS向けのバージョンである。WSUSは基本的にはWindows Server OSとは独立したパッケージであり(無償)、ユーザーがマイクロソフトのサイトからダウンロードしてインストールするようになっている。
Windows Server Update Servicesのホームページ(マイクロソフト)
Windows Server 2008 R2ではあらかじめOSの役割としてWSUS 3.0 SP2が組み込まれており、サーバの管理ツールで「Windows Server Update Services」という役割を追加するだけで、自動的に必要なコンポーネントなどもインストールされるなど、導入が容易になっている。
Windows Server 2012ではこのWSUS役割の機能も更新され、「WSUS 4.0」というバージョンになっている。
Windows Server 2012のWindows Server Update Services の概要(TechNetサイト)
WSUS 4.0における変更点を次にまとめておく。
以下ではWSUS 3.0 SP2からの変更点に注目して解説する。WSUS 3.0 SP2の機能や設定については前述の記事を参照していただきたい。
WSUS 4.0のインストール
Windows Server 2012にWSUS 4.0を導入するには、Windows Server 2008 R2でWSUS 3.0 SP2を導入するのと同様に、サーバの役割として「Windows Server Update Services」を追加すればよい。なおWSUSのレポート機能を利用するためには、「Microsoft Report Viewer 2010」というパッケージが必要になるので、WSUSの導入前に、あらかじめダウンロードしてインストールしておく。
Microsoft Report Viewer 2010 再頒布可能パッケージ(マイクロソフト ダウンロード センター)WSUS役割のインストールWSUS役割と必要なサービス(IISなど)をインストールする。 (1)これを選択すると、IISやデータベース、管理ツールなどもインストールされる。
WSUS役割をインストールしようとすると、IISなどの関連役割のインストールも促されるので、同時にインストールしておく。インストールの途中でWSUSのデータを保存するフォルダの場所を問い合わせる画面が出てくるが、D:\WSUSなど、適当なフォルダを指定しておく。
役割のインストール後にサーバ・マネージャを起動すると、「通知」領域にWSUSサービスの初期設定タスクを実行するように促すメッセージが表示されるので、それを起動する。
WSUS役割追加後の初期設定タスクの起動要求WSUSのインストールしたら、最初に初期設定のためのタスクを実行する。 (1)ここでWSUSを選択すると、WSUSのサービスの稼働状況などを確認できる。 (2)ユーザーに知らせるべきメッセージがあると、このように色が変わって通知する。 (3)WSUS役割のインストール後には、この初期化タスクを1度実行する必要がある。
WSUSの設定ウィザードでは、WSUSサーバの使用するポート番号やアップストリーム・サーバ(更新プログラムを受け取る、上位のWSUSサーバのこと)などを指定したり、インストールする更新プログラムの言語(英語版か日本語版か)、製品、分類(Service Pack、ドライバ、重要な更新、ドライバ)、同期スケジュール(更新プログラムをダウンロードするスケジュール)などを選択する。デフォルトでは、全言語の更新プログラムをダウンロードするようになっているので、必要な言語(通常は日本語)だけに限定するとよいだろう。対象製品は、デフォルトではOffice製品とWindows OSのみとなっているが、こちらは組織の事情に合わせて、もっと多くの製品を選択してもよいだろう。
WSUSの初期設定ウィザードWSUS役割のインストール後、最初にこのウィザードを1回実行しておく。ネットワーク環境の設定や、ダウンロードする更新プログラムの種類などを指定する。 (1)これは「製品」の選択画面の例。 (2)デフォルトでは「Office」と「Windows」のみが選択されている。必要に応じて、ほかの製品も選択しておくとよい。設定後のWSUS管理画面
初期設定ウィザードを終了させると、最初に指定した更新プログラムのダウンロード作業が行われる。設定にもよるが、すべての更新プログラムをダウンロードするので、数十分から数時間と、かなり時間がかかる(ディスクの空き容量は40Gbytes以上を推奨)。一度ダウンロードしてしまえば、以後は差分のみのダウンロードになるのであまり時間はかからない。
初期ダウンロード終了後のWSUSの管理画面を次に示しておく。このツールはサーバ・マネージャの[管理]メニューから呼び出せる。
WSUSの管理画面WSUSの管理コンソール画面。以前のWSUS 3.0 SP2のものとほとんど同じである。 (1)更新プログラムの一覧がここに表示される。種類や許可状態などに応じて分類、表示できる。 (2)更新プログラムの配布対象PCの情報。 (3)上位のサーバから更新プログラムを取得する「同期」処理関連の設定。 (4)適用状況などのレポート作成。 (5)取得した更新プログラムなどの状態。 (6)接続先ポート番号などの情報。なおレポートを作成しようとすると、「Microsoft Report Viewer再配布可能パッケージ2008が必要です」というメッセージが出ることがある。その場合は指示のリンク先にあるパッケージをダウンロードして、インストールしておく([.NET Framework 3.5 Features]-[.NET Framework 3.5 (.NET 2.0 および 3.0を含む]機能もインストールしておくこと)。
この管理画面を見ると分かるように、WSUS 4.0になっても、機能的には以前のWSUS 3.0 SP2とほとんど同じである。せいぜいWSUSサーバ(IIS)のポート番号が異なるぐらいである。従来はTCPの80番ポートが利用されていたが、WSUS 4.0ではデフォルトで8530番と8531番(httpとhttps用)になっている。またこれに伴い、(自動的に作成された)WSUS用のファイアウォール規則でも、これらのポートが通るように変更されている。
IISのWSUS用ポートのバインド情報WSUS 4.0で使用するポート番号が変更されており、ファイアウォールなどでWSUSの通信を識別してフィルタリングしやすくなった。 (1)WSUS用サイト。 (2)このサイトにバインドされているポート番号。
WSUSサーバの設定が完了したら、後はクライアント側の設定を行い、WSUSのサーバから更新プログラムをダウンロードするようにする。ワークグループ構成のPCの場合はローカル・グループ・ポリシーで、ドメイン環境のPCの場合はActive Directoryのグループ・ポリシーでそれぞれ設定を行う。このあたりの方法はWSUS 3.0 SP2の場合と同じなので、詳細は以下の記事などを参照していただきたい。
連載「これから始めるWSUS 3.0入門」Windows Server Update Services を組織に展開する(TechNetサイト)
なお、ポート番号が変更されたことにより、更新プログラムのダウンロードの場所(WSUSサーバの指定)は、「http://wsusserver/」ではなく、「http://wssuserver: 8530/」のように指定する。
Windows 8からWSUSサーバを管理する
WSUSのサービスはWindows 8には導入できないが、WSUSの管理ツールを使うことは可能である。Windows Server 2012をリモートから管理するRSATツールをWindows 8に導入すると、[コントロール パネル]の[管理ツール]の下に[Windows Server Update Services]というツールが導入されるので、これを起動し、WSUSサーバへ接続すればよい。
Windows 8 用のリモート サーバー管理ツール(マイクロソフト ダウンロード センター)PowerShellによる管理
WSUS 4.0は、PowerShellのコマンドレットで管理できるのも機能強化点の1つである。以前のWSUS 3.0 SP2にはwsusutil.exeというコマンドがあり、これはWSUS 4.0でも引き続き提供されているが(WSUS役割インストール後の設定を行うpostinstallなど、いくつかサブコマンドが追加されている)、PowerShellによる操作も可能になっている。
Windows Server Update Services Cmdlets in Windows PowerShell[英語](TechNetサイト)
今回は新しくなったWSUS 4.0について取り上げた。機能的にはこれでもう十分なためか、大幅な機能強化は行われていない。だが更新プログラムのダウンロードのためのネットワーク帯域の抑制や、パッチ適用のスケジューリングなどの管理を行うためにはWSUSは欠かせないだろう。ぜひ活用していただきたい。
« 前の回へ
次の回へ »
「Windows Server 2012クラウドジェネレーション」
仮想通貨カジノパチンコグリーズマン チーム